宿 にしむら周辺のお正月 ― 静かな里山で迎える日本の新年

明けましておめでとうございます。
日本の年末年始は慌ただしいですよね。
昔から、年末には家を整え、年が明けたら神社に参拝し、自然や祖先に感謝しながら一年の始まりを静かに祝いました。
宿 にしむらの周辺では、そうした日本のお正月の空気が、今も日常の延長として息づいています。

このあたりは、静岡市中心街から車で約35分。市街地よりも気温が2〜3℃ほど低く、冬の朝は村全体に霜が降ります。畑や屋根、道端の草花がうっすらと白く染まり、澄んだ空気の中で一日が始まります。

水路から引いた川端。夜の間に水しぶきが凍ります。

宿の周囲には、日本の田舎らしい風景が数多く残っています。今から100年ほど前、この村の若者たちやボランティアによって整えられた水路や畑が、今も現役で使われています。とくに茶畑は家々の周囲に点在し、季節ごとに緑の濃淡を変えながら、暮らしの風景の一部となっています。

家と家をつなぐ細い路地を歩くと、あちこちにお地蔵さんが祀られています。普段は小さな花が添えられ、そしてお正月には、しめ縄が静かに飾られます。村の中心にある神社にも幟が立ち、しめ縄が張られ、派手さはなくとも、新年を迎える準備がきちんと整えられています。

厳しい寒さの中にも、季節の移ろいは確かに感じられます。今の時期、蝋梅は甘く澄んだ香りを漂わせ、梅のつぼみは少しずつふくらみ始めています。冬はただ寒いだけではなく、次の春へとつながる時間でもあることを、自然が教えてくれます。

宿 にしむらの中では、日本の家庭ならではの冬の過ごし方も体験できます。居間には「こたつ」があり、足を入れると自然と身体がゆるみます。こたつは、さまざまなアニメにも描かれる、日本の日常を象徴する存在のひとつですよね。今はコタツに入ったことがないお子さまも多いとか。
さらに、綿入りの袢纏もご用意しています。宮田織物さんの袢纏です。ホテルや旅館ではなかなか体験できない、昔ながらの防寒着に身を包み、静かな夜を過ごすことができます。

寒い季節だからこそ味わえる、日本の里山の時間。
ぜひ冬の「宿 にしむら」にも、遊びにいらしてください。

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